【ネタバレあり】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている13巻を読んだ感想

  • 2018年12月7日
  • 2019年6月10日
  • 感想
  • 11839view

11月20日に発売した「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 13巻」、電子版は11月30日発売で先日購入し読み終わったので感想をまとめていきます。



あらすじ

エンドロールが流れる前に

暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。
それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあって――。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩むまもなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める……。

ガガガ文庫 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻紹介ページより : https://www.shogakukan.co.jp/books/09451762

ネタバレ有り 13巻感想

今回の表紙は由比ヶ浜結衣ことガハマさん。内容は12巻の続きでプロムの詳細を聞くため、平塚先生の元へ向かうところから。

プロム自粛と「責任」

結論としては中止の方向で検討していると伝えられます。しかし、先生個人の考えは、理解を得られられるように継続競技するべきだと考えていると。
毎回思うことだけど平塚先生かっこいいわ。それだけに誰かもらってあげて!

「意見がぶつかるなんて何回もあっただろう。けど、それを君たちはちゃんと乗り越えてきた。今まで自分たちが積み上げてきたものをもうちょっと信じてあげてもいいと私は思うよ」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻より

このセリフは今まで奉仕部を見てきた平塚先生だから言えるセリフで、大人は… 少なくとも平塚先生はしっかり見てきたよてことなんだろうなと解釈してます。

そして向かう生徒会室。ノックをし、いろはすがお出迎え… かと思ったら外に出される八幡。そこでどうしてそこまでするのかと。雪ノ下本人は助けを求めていないのに、そこまでする理由は何なのかといろはに問われます。

「責任」

話がこじれ、依存も全て自分が招いた結果だから、責任を取ると、それだけのために動いていると。雪ノ下にちゃんと伝えることを条件に生徒会室へ。

個人的に生徒会室でもてなされる感じは、奉仕部ぽくていいなと感じました。由比ヶ浜はいないけどなんだか懐かしい感じ。

なにか手伝うことはないかと問う八幡に対し、きっぱり断る雪ノ下。流れでプロム実現に向けて動く、雪ノ下のプランを聞きその上で手伝いと申し出ます。
しかし、手伝ってもらうと結局頼ってしまうと、だからそれを変えるために手伝いはいらないと答える雪ノ下。
それに対し、自分にも責任がるから、助けたいと答える八幡。
その言葉だけで充分と、一番の原因は雪ノ下自身にあると。

そこにいろはすが割って入って、平行線をたどっていた話に区切りをつけてくれます。
そして、八幡は対立して、独自のプロムを開催すると、そこで奉仕部の勝負を続けると宣言します。いろはすもプロムが実現するなら、過程は問わないので好きにしろと言ってくれます。

 

まさか、ここで奉仕部の勝負を持ち出してくるとは。勝った方の言うことを聞く、1巻から続いてきた勝負が終わろうとしているのですが、個人的に由比ヶ浜が蚊帳の外なのが不満かな・・・。

プロム実現に向けて、動き出す八幡

生徒会室を出た後、いろはと帰ることになります。さっきの文句や、プロムの話を振って奉仕部の関係を拗らせてしまったことを謝られます。プロムは関係なく、むしろちょうどよかった、どこかで区切りをつけることは必要だったから、他のことでも同じ結果になっていたと答える八幡。

なんだかんだ励ますいろはすはかわいいしですね。いつものあざといろはすと違い凛としているだけに響きます。

帰宅後は世界の妹小町の登場!
小町と鍋パしつつ、インドアの人類に世間の厳しさを教えてくれます。ここばかりは八幡と同じ気持ちで、〇〇会とか人付き合いめんどくさと思ってしまいました。

 

翌日学校で、由比ヶ浜にも事の経緯を説明。それを聞いた由比ヶ浜は「イミワカラナイ」と体全体で伝えつつ自分も手伝うと宣言してきます。

そして放課後プロム開催作戦会議! 場所はおなじみサイゼ!
プロム開催のための策を話しつつ、わかっているのかわかっていないのかわからないやり取りは何回見ても面白いなと思います。ガハマさんのアホなのに元気に切り返す感じが好き。
とりあえず暇でお金を払わずとも働いてくれる存在を呼ぼうということに。

呼ばれた中二、戸塚、川なんとかさん。いつものメンツになんだかほっこりします。

取り急ぎ3人に今回の集まってもらった概要を伝えます。それぞれの反応があり材木座はアンチプロム派。戸塚は「八幡はどうしたいの?」と問います。答えはプロム自体はどうでもいいが、雪ノ下のプロムを実現させてやりたいと思っている。
その答えを聞いた上で川崎はすでに雪ノ下のほうを手伝っていると。戸塚も部活があるから常には手伝えないけど人手が必要な場合は協力すると約束してくれます。
一番期待していない材木座が人手を確保するというまさかの展開!
呼んで集まるような仲間がいた覚えはないんだが・・・

やっと本編に関わってくるガハマさん。個人的には由比ヶ浜が好きなので嬉しいのですが、もうゆきのんEDぽい感じなので読んでいて胃が痛くなる。
ゆきのんも好きよ。でも個人的には由比ヶ浜が好きってだけです。3人がいい感じに物語が終わるのならそれでいいとは思っていますが。

奉仕部3人と、葉山の葛藤

翌日の放課後、材木座から連絡があり指定された場所へ。そこは遊戯部の部室で秦野と相模(弟)を引き入れプロムの意見を求めますが由比ヶ浜以外から意見が出てくることもなく、一度考え方を変えることに。

結果「千葉海浜エリア小中校合同プロムイベント」としてダミープロムを企画することになります。各委員の役割も決まり、作業するために八幡と由比ヶ浜はネカフェへ。
ネカフェでの2人のやりとりはなんだか懐かしい感じ。だからこそ逆に切なくなり、物語は終盤に向かっていると実感してしまいます。

かと思えば翌日の遊戯部部室であいさつを「やっはろー」に統一流れとかはおもしろい!
ほか3人もノリ良すぎ!

 

作業自体は海浜総合高校向けの企画書も完成し、残る問題は部長会の葉山隼人との交渉。

サッカー部の引き上げを見計らってサッカー部の元へ向かう八幡。一応由比ヶ浜も葉山にラインで連絡をしてくれ、返信があった場合は連絡してくれることに。

サッカー部へ向かう途中、自動販売機の前でマッ缶を買う雪ノ下を発見し、そのまま中庭で敵情視察。
今回ゆきのんの出番少なそうだし、2人の会話は貴重。いつも見たく皮肉を言いつつも、お互い心配している感じがいいですね。あとマッ缶買ってるとか、もうね…
そこに由比ヶ浜から連絡があり出ようとした瞬間、振動が止まり目の前には由比ヶ浜が。

ここからは3人の会話は切なく重く、そして出てくるのはお願いの話。

由比ヶ浜は雪ノ下のお願いは叶わないという。
雪ノ下は由比ヶ浜の願いが叶えばいいという。
しかし、2人の願いは同じだと。
正直ここが難しいと思っています。

おそらく2人とも八幡のことが好きで、好きなこともわかっている。
雪ノ下がいう由比ヶ浜のお願いが叶えばいいは、由比ヶ浜が付き合えばいいと思っていると解釈してます。

由比ヶ浜に関しては3つの解釈ができ

1つ目は自分が付き合うから、雪ノ下の願いは叶わない。
2つ目は自分が諦め雪ノ下が付き合うことになるから、雪ノ下の願いは叶わない。
3つ目は今の関係が続くから、雪ノ下の願いは叶わない。

3つ目は物語としてもないと思うので1か2になるのですが、由比ヶ浜の性格的には2かなとも思っているのですが、「ずるい子」という部分が引っかかっていて1の可能性もあるのかなとも思うわけですよ。

3人の別れ際、由比ヶ浜は行動を起こし、プロムが終わった後の予定、四月からの予定を語るシーンは誰もが正解はわからないけど、間違いようにしようという手探り感がしっかり描かれていてよかったです。

そして再びサイゼ! そこには葉山隼人の他に戸部が。みんなから邪険にされる感じがなんとも戸部らしい。そしてプロムの交渉。既に生徒会からも同じような交渉を受けているので、生徒会の方に協力するし、葉山隼人個人としても、一番嫌な事だときっぱり断られます。

そのやり取りはブラック葉山を見たことない由比ヶ浜には驚きの光景。更には八幡の一言で空気がひりついていき、胃が痛くなる展開。由比ヶ浜が変わりに雪ノ下の思いを伝えることで丸く収まり、葉山からの妥協点を提示してもらえ、とりあえずの回答をもらうことができサイゼを後にする2人。

しかし、葉山から呼び止められ、八幡と2人で話がしたいと。そこで聞いたのは過去の懺悔。
その上で八幡のやり方は間違っていると否定します。
八幡はわかっててやっていると、これは男の意地だと宣言します。

 

そんな大嘘を言われた葉山は陽乃さんと会い行きますが、詳細な過去がわからないだけに曖昧。葉山的には贖罪の機会を得たかったようですが、それも叶うことなく懺悔するのみ。

過去のいろいろが雪乃、葉山を縛っていているのかと思ったのですが、陽乃さんもがっつり絡んでいるみたいですね。結局陽乃さんも過去に雪乃を助けられなかったから、今度こそはと動いているような気がします。

ゆきのん母との戦いと、雪ノ下との勝負の行方

翌日、遊戯部部室で葉山の直接的な助けはないこと、海浜総合高校へのプレゼンのアポをし写真撮影へ。

被写体は由比ヶ浜さん、三浦さん、海老名さん。3人に夕焼けの海をバックに撮影なのですが… 八幡撮影下手くそで、海老名さんにバトンタッチ。
撮影中に話す「恋とか愛とか性とか」の話。お互いに興味ないからこそ話、だからこそもっと簡単な方法があったのではないかと問われます。

しかし、八幡は簡単なものほど難しく、一番簡単だったのがこれだったと答えます。この当たらずとも遠からずな回答に海老名さん共感こそするも、結論は同じではないと確信を得抱かせます。

撮影の翌日、小町の誕生日を祝いつつ由比ヶ浜の元へ。
ついに始まる海浜総合高校へのプレゼン。相手は玉縄パイセン。しかし反応がおかしい。意識高い系の横文字を使わない普通に話す玉縄が。
対玉縄用に作ったプレゼンはことごとく論破されたのですが、折本の「これ楽しそうじゃない?」の一言で玉縄さん盛大にてのひら返し、そこからの自論。このあたりは横文字を使わなくなっても本質は変わってないんだろうな。

 

プレゼン解散後、一度部室に戻り、HPのアップにSNSの更新を指示し、リークを依頼するために陽乃さんに連絡を入れます。
由比ヶ浜と共に陽乃さんが待つカフェへ。そこで言われたのはリークの話ではなく、なぜこんなことをしているのか。勝手にやっていても共依存ではない、それは言葉の上だけだと指摘されます。

みんなが直接は言わなかったものの思っていたこと。反論できない八幡に対し由比ヶ浜は「…それ、違うと思います」と反論。
「関わってちゃんと終わらせるために、必要なことだから」と。
陽乃さんは誰も望まない終わり方でもいいのかと問います。
「それでいいんです」由比ヶ浜はきっぱり答えます。
八幡にも問い、その答えに対して陽乃さんは

「嘘ばっかり吐いて……、ほんとのことは言わないんだね」
「ほんともなにも、特に言うことないですから。仮にあったとしても……」
「それを言う相手はあなたじゃない」
「……。……そりゃそうだ」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻より

素直にかっこいいと思った。流石主人公。やるときはやるし、それは好きだて言ってるみたいなもんじゃないですか。

陽乃さんはリークの件はうまく伝えると約束してくれます。
相手はゆきのん母なので、要素が揃っていても、論法が通じる人じゃないと忠告をもらいつつ、やっるだけやってみるの精神で乗り越えると答えます。

由比ヶ浜は先程の「共依存」に引っかかり八幡に詳細を聞き、そして陽乃さんの元へ戻り3人の関係は共依存ではないと、本物なのかはわからないけど、この気持だけは本物だと。

そして迎えたゆきのん母との闘い。しかし、当て馬なことは既に見抜かれており呆然としてしまいます。
しかし、八幡にも1枚だけ手札がありそれで勝負することに。
「皆さん」とやらを説得するために協力してほしいと、そのために切るカード。
それは「比企谷八幡」というカード。過去の事故を逆手に取り、あくまで真摯な対応で。
結果ゆきのん母の協力を得ることができ、プロム開催が実現的になるのでした。

 

そして雪ノ下の元へ向かう八幡。生徒会室にはいろはすしか居ないので、あの場所へ。

奉仕部の部室の窓辺で雪ノ下雪乃は外を眺めていたのでした。
八幡は伝えます。プロムは生徒会側の意見が通り、勝負は負けたと。
しかし、雪ノ下はあなたの勝ちだと。
結局はあなたのやり方に乗せられていてこうなったと。

八幡は、だとしてもそれを見越してやっていたのだから、雪ノ下の勝ちに変わりはないと。
それも見越して、信頼し依存していたと答える雪ノ下。
それでも勝ちに変わりはないと押し切る八幡。

なら雪ノ下の勝ちで、勝負はおしまい。だから雪ノ下の言うことを聞けと宣言してきます。
しかし、2人の勝負ではなく、由比ヶ浜を含めた3人の勝負で、ジャッジの平塚先生もいない。だから…

しかし、雪ノ下は

「楽しかった。はじめてだった。一緒に過ごす時間が居心地いいって思えて、嬉しかった……」
「私は大丈夫。もう、……大丈夫。あなたに助けてもらえた」
「だから、この勝負も、この関係も……、これで終わりにしましょう」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻より

それを聞いて負けを認める八幡。

 

そして

「由比ヶ浜さんのお願いを叶えてあげて」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13巻より

いや… もうね。ほぼ告白じゃないですか。そのうえで自分は諦めて、由比ヶ浜の願い、雪ノ下的には由比ヶ浜の告白を受けてほしいと。

おそらく、由比ヶ浜は望んでいない展開。
そして2人に共通していると個人的に感じているのは失恋。
お互いに好きだからこそ失恋し、なにを言われても、この気持ちだけは本物だと気づけたという共通点。

この締め方だけに、次巻の発売が待ちきれない。あと個人的にアニメ2期の特典小説「Another」を14巻までのつなぎで発売してほしい。
ガハマさんEDらしいし読みたい。

まとめ

最近ハマったラノベではダントツにおすすめできる、俺ガイル。
時事ネタや他作品のパロなどもあり、知っているとクスッと笑えるところが個人的にはおすすめしたいポイント。もちろん本編も面白いし!

14巻についてはガガガ文庫文庫のニコ生で、執筆は1文字もしていないと宣言されているので、発売は1年後以上先になるかと思います。
なので今のうちに1~13巻まで読んでみてはいかがでしょうか?

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (13) (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (13) (ガガガ文庫)

渡 航
693円(11/14 14:27時点)
発売日: 2018/11/20
Amazonの情報を掲載しています
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

渡 航
660円(11/13 18:36時点)
発売日: 2011/03/18
Amazonの情報を掲載しています
最新情報をチェックしよう!